令和2年度(2020年)日本語教育能力検定試験 試験Ⅱ(聴解・音声)問題6は例年通り、学習者が短い文を言うので、その中に含まれる誤りの説明として最も適当なものを選ぶ問題でした。
気を付けてください!
私はここで集中力が切れてしまいました。
問題6は文が短く、8番まであるので、次々と問題が飛んできます。
聴解の最後なので集中力が切れやすい。
しかし、ぼうっとしてると、すぐ次の問題に撃たれる。死ぬ。
これが最後なんじゃ! あとちょっとだけ!
問題の前に気合いを入れ直して、やりましょう。
問題6は聴解問題と言っていますが、実際は文法の知識を問う問題なので、聴解・音声が苦手な人でも対策をすれば、満点が狙えます。
各選択肢を見て、具体例がすぐ思い浮かぶようにしておきましょう。
1番
※聴解問題は音声CDがないと確認できないため、令和2年度試験Ⅱ聴解の詳しい解説は令和2年度日本語教育能力検定試験の試験問題が発売されてから更新します(2021年4月を予定)
転音とは?
転音とは、語が複合するときに、元の音が別の音に転ずること。
例)「雨(ame)」+「傘」→「雨傘(amagasa)」
音位転換とは?
音位転換とは、語の内部で子音が入れ替わる現象。発音しやすくするためなど。
例)「新しい」:あらたし→あたらし
「秋葉原」:あきばはら→あきはばら
「舌鼓」:したつづみ→したづつみ
「雰囲気(ふんいき)」を「ふいんき」と読んでしまったり、「とうもろこし」を「とうもころし」(となりのトトロのメイ)と読んでしまうのも音位転換のせい。
連濁とは?
連濁とは、2つの語が結合して、1語になるときに、後ろの語の最初の音が清音から濁音に変わること。
例)「雨」+「傘(かさ)」→「雨傘(あまがさ)」
連声とは?
連声とは、前の語の末尾の音[n][m][t]が、後ろの語のア行、ヤ行、ワ行に影響を与えて、タ行、ナ行、マ行の音に変わること。中世に起こったものが多い。なお、「れんじょう」と読みます。
例)「因縁」:いんえん→「いんねん」
よって、答えはb
2番
よって、答えはc
3番
よって、答えはc
4番
よって、答えはa
5番
よって、答えはd
6番
よって、答えはb
7番
よって、答えはd
8番
よって、答えはa