ジョハリの窓をわかりやすく説明します。

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ジョハリの窓とは、窓の形をした自己開示に関するモデルです。自分のことを他人がどれだけ知っているのか自分がどれだけ知っているのか考えます。

ジョハリの窓ver1

英語は、Johari window

ジョセフさんとハリさんが思いついたので、2人合わせてジョハリウィンドウです。

格子のは、他人が知っているかどうかの境界線です。

自身の個人的な情報を他者に知らせる自己開示をすることで、格子の横線を下に押し下げることができます。秘密の窓は小さくなり、解放の窓が大きくなります。

ジョハリの窓ver2[自己開示後]

格子のは、自分が知っているかどうかの境界線です。

他者の自分に対するフィードバックを受け取ることで、自分が知らない自分を知り、格子の縦線を右に移動することができます。盲目の窓は小さくなり、解放の窓が大きくなります。

ジョハリの窓ver3[フィードバック後]
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解放の窓が大きい人の特徴

・他者とのコミュニケーションがとりやすい。

・自分に対する他者の反応への感受性が高い。

解放の窓は、自分も他人も知っている部分です。

解放の窓が大きい人は、積極的に自己開示するので人と仲良くなりやすいです。

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盲目の窓が大きい人の特徴

頑固。人の意見を聞かない。

・人を気にしない。

周りの雰囲気に疎い

・KY(空気が読めない)、天然、変わっている

盲目の窓は、周囲は知っているが、本人が全く気付いていない部分です。

天然系とか頑固とか。

周りは「あの人って変わってるよね」と思っていますが、本人は自分が変わっていることに気づいていません。

盲目の窓が大きい人は、他者の自分に対する反応への感受性が低い傾向にあります。

例えば、貧乏ゆすりをする癖に気づいていない人です。

他者の自分に対する反応への感受性が高ければ、「あれ、相手が変な反応をしているな」「あ、自分が変なことをしているからか」と自分の行いを直せます。一方、感受性が低い場合、相手の反応を感じ取れないので、自分が変なことをしていることに気づけません。

感受性が低いと他者の自分に対するフィードバックを受け取ることができないので、他者が知っているのに自分が知らない部分が大きくなります。

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秘密の窓が大きい人の特徴

・対人関係における積極性が低い。

・自分のことを話さない。

秘密の窓は、自分は知っているけれど他人には知られていない部分です。

秘密の窓が大きい人は、自己開示をあまりしない人です。対人関係における積極性は低くなります。

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未知の窓が大きい人の特徴

・可能性が大きい。

未知の窓は、自分も周りも気づいていない、可能性を秘めた部分です。

未知の窓が大きい人は、これからの可能性に期待しましょう。自己開示で秘密の窓を小さくしたり、フィードバックで盲目の窓を小さくすることで、未知の窓も小さくなります。

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ジョハリの窓が出題された日本語教育能力検定試験の過去問

※平成29年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題9には、ジョハリの窓の「窓」も載っていますので要チェックです。

令和5年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題8問5【ジョハリの窓】

令和2年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題9問3【ジョハリの窓の四つの窓に関する記述として最も適当なもの】

平成29年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題9問4【ジョハリの窓の四つの窓について】問5【ジョハリの窓では自己開示の度合いが増すにつれ、それぞれの窓の大きさが変化する】

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