自文化中心主義と文化相対主義の違いをわかりやすく説明します。

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自文化中心主義とは?

自文化中心主義とは、自分の文化の判断基準で他の文化を判断すること。

自文化の価値基準を、他の文化にも当てはめようとすること(平成28年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題9問2より)。

例えば、日本人が、手で食事をする人を見て、食事のマナーに反していると思うことです。

これは「箸を使って食べる」日本の文化の判断基準で他の文化を判断しています。

自民族中心主義エスノセントリズムとも。

英語では、 ethnocentrism(エスノセントリズム)

アメリカの社会進化論者ウィリアム・サムナーの造語です。

自文化中心主義の具体例

・日本人が、アメリカ人は部屋の中で靴を脱がないので、マナーに反していると思うこと。

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文化相対主義とは?

文化相対主義とは、相手の文化的価値観が自分が慣れ親しんだものと異なっている場合も、それぞれの文化に独自の価値観や考え方があり、優劣はつけられないという考え方(平成26年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題11問1より)。

それぞれの文化を独自の価値体系を持つ対等な存在として捉える(平成29年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題8問4)。

各文化の多様なあり方を認めようとする立場(平成30年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題15問5)

英語では、Cultural relativism

みんな違ってみんないい。

文化相対主義の具体例

・ 日本人が、手で食事する人を見て、手で食べる人たちもいるんですねえと思うこと。

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自文化中心主義と文化相対主義が出題された日本語教育能力検定試験の過去問

令和2年度 日本語教育能力検定 試験Ⅰ問題8問3【日本人が異文化に対して自文化中心主義な見方をしている例】

平成30年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題15問5【各文化の多様なあり方を認めようとする立場とは?】

平成30年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題9問2【自文化中心主義の説明】

平成29年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題8問4【文化相対主義に関する記述】

平成28年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題9問2【自文化中心主義の説明】

平成26年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題11問1【文化相対論の考え方】

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