【音韻交替とは】平成29年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題3の解説

H29試験Ⅲ

この問題はかなり難しいですね。

考えるのに時間もかかります。

本試験で「これ時間かかるやつだ」と思ったら、スキップしましょう。

試験Ⅲの最初の方は難問が多い印象です。

今回の問題は特に問1の考え方がわからないという方が多いです。

私の考えはYouTubeのコメント欄に書きましたのでここに引用します。

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問1に関する質問と回答

Q1

問1の説明がよくわかりません。金髪の「髪」/patsu/は、単独では/patsu/として読めないので、拘束形態素の拘束形式とあります。となると、酒蔵の「酒」/saka/も単独では/saka/と読まないので、拘束形態素の拘束形式ということにならないでしょうか? しかし、独立形態素の拘束形式とご説明しておられます。酒蔵の「蔵」/gura/も独立形態素の拘束形式とご説明されていらっしゃいます。再度ご説明をお願い申し上げます。

A1

この問題は概念的な考え方が必要になるので難しいですね。 「ぱつ」は「はつ」の音が変化したものなので「はつ」で考えてください。

「さか」は「さけ」の音が変化したものなので「さけ」で考えてください。

「はつ」は単独で使えないので、拘束形態素

「さけ」は単独で使えるので、自由形態素

Q2

ありがとうございました。よくわかりました。形態素の種類と音読み、訓読みは関係がありますか? 例えば、「髪」の場合、「かみ」は訓読みなので自由形態素、「はつ」(あるいは「ぱつ」)は音読みなので拘束形態素と理解することもできますか? 「酒」の場合、「さけ」と「さか」が訓読みなので自由形態素と理解できるでしょうか?

A2

訓読み音読みは関係ありません。単独で使えるかどうかです。

訓読みは単独で使えるものが多く、音読みは単独で使えないものが多いというだけです。

Q3

コメント失礼致します。 私も門1について、同じく疑問がありましたので、質問しようと思ったところで、レスさせて頂きます。 形態素の定義を見直したら、単独で語になるかどうかで分けられているようで、単独で語になるなら独立形態素で、ならないのなら拘束形態素との定義だそうです。 音訓関係なく、その発音でタイピングして、語に変換できれば、独立形態素だと理解しますので、髪/kami//hatsu//patsu/も全部独立形態素だと思います。 拘束形態素は接辞のことを指すと思いますので、今回の選択肢に拘束形態素がないと考えます。 お手数ですが、先生の方でもう一度ご確認頂けると幸いです。 よろしくお願い致します。

A3

確かにフリガナを書かずに「髪」と書いた場合、これだけで単独で使えるので自由形態素だと思いますが、これを「はつ」と書いた場合は、単独では使えないので、拘束形態素と考えますがどうでしょうか。

一番の問題は、日本語には漢字とひらがながあるせいで、表す文字が一種類しかない西洋の理論が日本語ではそのまま使えないことにある気がします。

私の考えと同じ考え方を披露している論文を見つけたので読んでみてください。

現代日本語における漢字の音読み・訓読みについて

p58の注15「もちろん「水」の「みず」と「すい」にみられるように、日本語本来の語彙は独立形態素であり、漢語形態素の場合は拘束形態素である」

Q4

早速資料のシェアありがとうございます! ざっくりですが、読ませて頂きました。この論文では音読み→拘束形態素 訓読み→独立形態素と解釈されているようですが、私の理解不足でしょうか。 先生の解説で 雲 /kumo/独立形態素自由形式 /gumo/独立形態素拘束形式 の考え方からは 髪 /kami/独立形態素自由形式 /hatsu/独立形態素拘束形式 /patsu/独立形態素拘束形式 と考えるのが自然ではないかと思います。 専門用語の定義が出処によって変わることがありますので、難しいです。 相談に乗って下さってありがとうございます。

A4

私の考えはシンプルです。

単独で使える→独立形態素

単独で使えない→拘束形態素

これだけです。

これだけのルールで全てが説明できます。

「髪(かみ)」は単独で使える→独立形態素

例)髪(かみ)が長い〇

「髪(はつ)」は単独で使えない→拘束形態素

例)髪(はつ)が長い×

Q5

先生のルールによりますと、 雲/gumo/が多い。と言いませんので、拘束形態素になるはずですが、いかがですか。 酒/sake/がうまい。○ 酒/saka/がうまい。☓ 酒/saka/も拘束形態素になりますが、どう思われますでしょうか。

A5

「ぐも」は「くも」の音が変化したものなので「くも」で考えてください。

「くも」は単独で使えるので、自由形態素

※「さか」については、この一連のコメントの私の最初のコメントを見てください。

「かみ」と「はつ」は違う形態素ですが 「くも」と「ぐも」は同じ形態素のバリエーションなのです。 「さか」と「さけ」も同じ形態素です。

わかりにくければ例えて考えてみましょうか。

「かみ」はAさん

「はつ」はBさん

2人は別人(別の形態素)です。

「くも」は全裸のCさん

「ぐも」は眼鏡をかけたCさん

「くも」と「ぐも」は同一人物(同じ形態素)です。

「さけ」は全裸のDさん

「さか」は鞄を持ったDさん

「さけ」と「さか」も同一人物(同じ形態素)です。

さらに例えましょう。

自由形態素はアメリカ人

拘束形態素は日本人

Aさん(かみ/がみ)はアメリカ人です

Bさん(はつ/ぱつ)は日本人です

Cさん(くも/ぐも)はアメリカ人です。

Dさん(さけ/さか)はアメリカ人です。

自由形式は、裸でOKな人

・全裸のAさん(かみ)

・全裸のBさん(はつ)

・全裸のCさん(くも)

・全裸のDさん(さけ)

拘束形式は、何かが必要な人

・眼鏡をかけたAさん(がみ)

・帽子をかぶったBさん(ぱつ)

・眼鏡をかけたCさん(ぐも)

・鞄を持ったDさん(さか)

Q6

例文までありがとうございます!はま先生の想像力に脱帽します。(笑) 先生の考え方を少し理解できたと思います。 異形態がどうかで分けてますね。 /saka/は/sake/の異形態だから、異形態であれば、/sake/と同じ独立形態素を扱うとのことですね。 以上の理解で合ってますか。 ちなみに、髪はつは拘束形式だと思いますが、いかがでしょうか。

A6

「/saka/は/sake/の異形態だから」 ではありません。 「/saka/も/sake/も異形態です」

「さけ」という概念が、実際に音になるときは「さけ」とか「さか」とかバリエーションがあるよね、ということです。このバリエーションを異形態と呼んでいます。

そして

「さけ」は単独で「さけ」になれるので自由形式

「さか」は何かが必要だから拘束形式

「髪」この漢字を単独で何と読みますか? というクイズがあったらなんと答えますか?

私は「かみ」と「はつ」と答えます。これが自由形式です。

「かみ」も「はつ」も単独で読めるのでどちらも自由形式です。

「ぱつ」は単独では読めないので拘束形式です。

単独で音になるのが自由形式

単独では音になることができず何かが必要なのが拘束形式

これが私の分類法です。

参考に漢字ペディアを貼っておきます。

ここの読み方をみてください。

「かみ」と「はつ」がありますね? 

読み方としてあるものは自由形式です。

でも「ぱつ」はありませんね?   

読み方としてないものは拘束形式です。

最後にまとめます。

単独で使える→自由形態素

単独で使えない→拘束形態素

単独で読める(漢字ペディアに読みが載っている)→自由形式

単独で読めない(漢字ペディアに読みが載っていない)→拘束形式

シンプルで美しいですね?

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問1の考え方

選択肢を見ると嫌になりますね…。

拘束形態素の拘束形式、独立形態素の拘束形式、拘束形態素の自由形式、独立形態素の自由形式…

なんのこっちゃと…。

①形態素とは?

②独立形態素とは?

③拘束形態素とは?

④拘束形式とは?

⑤自由形式とは?

1つずつ落ち着いて理解していきましょう。

あとはその組み合わせで何とかなります。

形態素とは?

形態素とは、意味を持っている最小の単位。

例えば、雲/kumo/は一つの形態素です。

これをさらに「く」と「も」にわけても、意味がありませんので。

独立形態素とは?

独立形態素とは、それだけで単語として使える形態素。自由形態素ともいいます。

例えば、髪/kami/は、これだけで単語として使えるので独立形態素です。

・きれいな髪/kami/〇

上で使った雲/kumo/も単独で使えるので独立形態素ですね。

拘束形態素とは?

拘束形態素とは、それだけでは単語として使えない形態素。

例えば、髪/hatsu/は、これだけで単語として使えないので拘束形態素です。「長髪」「茶髪」など、他の形態素と合わせて使います

・きれいな髪/hatsu/×

・きれいな長髪/choRhatsu/〇 ※Rは音素記号で引く音(長音)を表します。

このように

同じ「髪」という漢字でも

読み方によって、独立形態素/kami/だったり拘束形態素/hatsu/だったりするので注意してください。

形態素の自由形式とは?

形態素の自由形式とは、単独でそう読むもの

例えば、髪は単独では/kami/や/hatsu/と読みますので、これらは自由形式です。

髪/kami/は、独立形態素の自由形式

髪/hatsu/は、拘束形態素の自由形式

雲/kumo/は、独立形態素の自由形式

形態素の拘束形式とは?

形態素の拘束形式とは、単独ではそう読まないもの

例えば、髪は単独では/patsu/とは読まないので、拘束形式です。

髪/patsu/は、拘束形態素の拘束形式

雲/gumo/は、独立形態素の拘束形式

雲/kumo/は、単独で使えるので独立形態素ですが、/gumo/という読み方は単独ではしないので独立形態素の拘束形式です。

例)雨雲/amagumo

形態素を簡単に見分ける方法

①単独で使えるか?

使える→独立形態素(自由形態素)

使えない→拘束形態素

②単独でそう読めるか?

読める→自由形式

読めない→拘束形式

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問1の解き方【独立形態素と拘束形態素】

独立形態素(自由形態素)と拘束形態素という言葉は知っていても

自由形式と拘束形式は知らなかったかもしれません。

その場合は、文章をじっくり読みます。

/ameは自由形式

/amaは拘束形式

とヒントがあります。

選択肢1

金/kin/は、単独で使えて、単独で/kin/と読めるので、独立形態素の自由形式です。

髪/patsu/は、単独で使えず、単独で/patsu/と読めないので、拘束形態素の拘束形式です。

選択肢2

酒/saka/は、単独で使えますが、その場合の読みは/sake/であり、/saka/とは単独では読まないので、独立形態素の拘束形式です。

蔵/gura/も、単独で使えますが、その場合の読みは/kura/であり、/gura/とは単独では読まないので、独立形態素の拘束形式です。

選択肢3

雛/hina/は、単独で使え、単独で/hina/と読めるので、独立形態素の自由形式です。

祭り/matsuri/は、単独で使え、単独で/matsuri/と読めるので、独立形態素の自由形式です。

選択肢4

花/hana/は、単独で使え、単独で/hana/と読めるので、独立形態素の自由形式です。

曇り/gumori/は、単独で使えますが、単独の読みは/kumoriであり、/gumori/とは単独では読まないので独立形態素の拘束形式です。

よって、答えは2

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問2の解き方

問2の難しいですね。

「音が異なる」ではなく「音韻的に異なる要素」というのがポイント。

音韻とは、言語の音声

具体的に言語の音声とは?

音韻論という言葉を聞いたことがありませんか。

音韻論では、音によってどのように意味が区別されているかを考えます。音素のような個別の音だけじゃなく、アクセントやイントネーションなどのまとまった音も扱いますね。意味の違いに関わってくるので。

ですから

音韻的違いと言った場合

アクセント等も含まれます。

試験Ⅱ聴解の問題2と問題3を思い出してください。

あれが音韻です。

それでは選択肢を見ていきましょう。

選択肢1

「生年月日」の「日」は/pi/

「月曜日の」の「日」は/bi/

音韻的に異なります

選択肢2

「歯が欠ける」の「歯」は/ha/

「葉が落ちるの」の「葉」は/ha/

音素は同じです。

アクセントを考えてみましょう。

日本語のアクセントは、他の音と比べて低いか高いか【高低アクセント】

「歯が」は

「葉が」は

「歯が」の「歯」は他の音と比べてい/ha/

「葉が」の「葉」は他の音と比べてい/ha/

音韻的に異なります。

選択肢3

「はがき」の「は」は/ha/

「私は」の「は」は/wa/

音韻的に異なります。

選択肢4

「おでん」の「お」は/o/

「彼を」の「を」は/o/

音素は同じです。

アクセントを見てみましょう。

「おでん」は高低

「彼を」は高低

どちらも低い/o/です。

よって、答えは4

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音韻交替と異形態とは?

問3も難しいですね。まずは出てくる用語の意味を確認しましょう。

音韻交替とは?

音韻交替とは、語の音の一部が変わること。

問1で出てきた

雨/ame/と/ama/

髪/hatsu/と/patsu/

このような変化を音韻交替と言います。

異形態とは?

異形態とは、同じ意味の形態素が、条件によって一部違う音になること

例)

/ame/と/ama/は、形態素「雨{ame}」の異形態

/hatsu/と/patsu/は、形態素「髪{hatsu}」の異形態

条件異音とは?

問3は「音韻的な条件によって規則的に(音が)交替する例」を選ぶ問題です。

「一定の音韻的な環境で交替する」と文章にヒントがありますね。

一定の音韻的な環境=一定の音が周辺あるとき

交替する=それが原因で音が変わる

これを条件異音といいます。

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問3の解き方【条件異音の例】

選択肢1

毛を/ge/と読むのはどんなときでしょうか?

考えてみます。

・すね毛

・わき毛

・むだ毛

毛の前に何かついた時に/ge/になっていますね。

この規則を何というか覚えていますか?

ちょっと考えてみてください。

漢字の授業でよく出てくるルールです。

学習者に聞かれることが多いあれです。

そう

連濁です。

連濁とは、2つの語が1つになったとき、後ろの語の先頭の音(無声子音)が濁音(有声子音)になること。

例)

手+紙(み)→手紙(み)

ナイル+川(わ)→ナイル川(わ)

連濁は、前の語がどんな音でも起こりえます

なので「一定の音韻的な環境」とはいえません。

選択肢2

Qは音素記号で促音(小さい「っ」)を意味します。参考:日本語の音韻

一を「いち」と読むとき

一を「いっ」と読むとき

どんなときでしょうか?

考えてみます。

後ろに来る語をカ行から順に考えるとわかりやすいです。

一気/iQki/、一生/iQsou/、一体/iQtai/、一難/ichinan/、一枚/ichimai/、一様/ichiyoR/、一蘭/ichiran/、一話/ichiwa、一語/ichigo/、一座/ichiza/、一打/ichida/、一尾/ichibi/、一本/iQpoN/※「ん(撥音)」は音素記号でN

後ろがk,s,t,pの時に「いっ」になっています。

これを逆行同化といいます。

選択肢3

これも/ki/と/ko/それぞれの例を考えてみます。

木の葉、木の実

みなさんは何と読みますか?

私は「のは」「のみ」ですが

「きのは」「このみ」と読む例もあるようです。

どちらの単語も「木」の後ろは「の」なのに。

ということは周辺の音は関係ないですね。

他の例を考えても

木陰(こかげ)、草木(くさき)、木立(こだち)

前後の音の影響ではなく、単語によって読み方が変わるようです。

選択肢4

Rは音素記号で引く音(長音)を意味します。

/gyoR/と/koR/はどちらも音読み。

どうして音読みが複数あるのか。

そう。

音読みは入ってきた時期によって複数あるんでしたね。

詳しくは下記記事参照

/gyoR/は呉音(ごおん)

呉音の例)修行、悪行(あくぎょう)、一行(いちぎょう)

/koR/は漢音(かんおん)

漢音の例)旅行、銀行、実行

/aN/は唐音(とういん・とうおん)

唐音の例)行脚(あんぎゃ)、行灯(あんどん)

これらは音読みの種類であり

「音韻的な条件によって規則的に交替する」わけではありません。

よって、答えは2

なお、令和2年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題1の(5)では【音読みの種類(漢音・唐音】が問われていますので要チェックです。

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問4の解き方【擬音語・擬態語】

問4は問題3のオアシスです。簡単なのはこれだけでしょうか。

各選択肢をどういう時に使うかイメージすれば解けます。

選択肢1 ランラン ルンルン

らんらん歩いた。るんるん歩いた。

どちらも楽しそう。

選択肢2 ヘタッ ヘナッ

へたっと座り込んだ。へなっと座り込んだ。

どちらも疲れてそう。

選択肢3 コロッ、コロリ

ころっと仰向けになった、ころりと仰向けになった。

「ころっ」は瞬間をとらえたイメージ

「ころり」は一定の動作をとらえてイメージ

選択肢4 トントン ドンドン

ドアをとんとん叩いた、ドアをどんどん叩いた

「どんどん」のほうが強い。勢いがあるイメージ

よって、答えは3

選択肢3の他の例)

くるっ、くるり

ぴたっ、ぴたり

ひやっ、ひやり

からっ、からり

ぽろっ、ぽろり

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問5の解き方【音韻交替による文法的機能の変化】

これも難しいですね。

①音韻交替

②文法的違い

この2点で考えます。

選択肢1「のこす」と「のこる」

/s/→/r/

他動詞→自動詞

文法的な機能の違いが音韻交替によって示されています。

選択肢2「さびしがる」と「さみしがる」

/b/→/m/

意味は同じです。

選択肢3「わたす」と「わたされる」

受身の意味を表す形態素「される」が付加されています。

音韻交替ではありません。

選択肢4「とめる」と「やめる」

「とめる」と「やめる」は、意味が違う別々の語です。

文法的な機能の違いではありません。

車をとめる

タバコをやめる

よって、答えは1

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音素記号と音声記号の違いとは?

今回出てきた//で囲まれたものは音素記号です。

一方で、英語などの発音を習う時によく出てくる[]で囲まれるものは音声記号(発音記号)です。

音素記号は、ある言語で1つの音とされているものを表したもの。

音声記号は、音そのものを表したもの

促音を考えればわかりやすいです。

例えば、日本語で促音はいつも小さい「っ」で表します。

私たちは小さい「っ」は全部同じだと認識しています。

なので、音素記号ではいつもQで表します。

ところが、促音の実際の音はいつも同じ音ではありません。直後の音によって変わります。

なので、音声記号では表し方が変わります。

いっぱい(音素記号/iQpai/ 音声記号[ippai])

いっさい(音素記号/iQsai/ 音声記号[issai])

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具体例を思いつく工夫

日本語教育能力検定試験でも実際の授業でも

日本語講師は

具体例を、例文を

たくさん考えなければなりません。

苦手な人が多いのでここに一つヒントを。

アイディアは縛りがある方が生まれやすいです。

たとえば今回

問3の選択肢2では、一を「いっ」と読む単語を考えました。

このとき

「『いっ』と読むものは何があるっけ?」

と漠然と考えるよりも

「『いっ』のあとにカ行が来る単語は何だ?」

『カ行』という縛りを設けた方が思いつきやすいです。

特に今回の『カ行縛り』であれば例が少ないので、

いっか、いっき、いっく、いっけ、いっこ

の具体的に考えることができます。

縛りはシャベルのようなものです。

縛りのシャベルを使って脳の記憶を掘っていきます。

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